複数マシンのAIセッションを、ひとつの画面で扱う
MyAgentは、複数マシン上のCodex/Claude Codeを1つの管理UIから扱うための仕組みです。Googleアカウント1つにつき独立したテナントが1つ作られ、他ユーザーのエージェント、非共有セッション、登録コードは見えません。所有者が明示的に指定したユーザーだけが、テナントをまたいで共有セッションを共同利用できます。
1. 初回登録とログイン
- 管理UIのログイン画面を開きます。
- 初回だけ「新規登録」を選び、Googleボタンを押します。
- 以後は「ログイン」から同じGoogleアカウントを選びます。
hisanabe@gmail.comはシステム管理者で、全テナントの一覧と削除を実行できます。通常ユーザーは自分のテナントだけを管理します。テナント内へ別ユーザーを追加する機能はありません。
2. 操作するPCを準備して接続する
MyAgentは、自分のPCで動くCodex / Claude Codeをブラウザから操作するサービスです。最初に、そのPCに接続用ソフトをインストールします。
- Windows または Ubuntu / DebianのPCを用意してください。macOS用のインストーラーは現在提供していません。Macやスマホのブラウザから、接続済みのPCを操作することはできます。
- そのPCでCodex または Claude Codeのインストールとログインを済ませてください。
- AIに調べてもらうプロジェクトのフォルダーを用意してください。
スマホや別のPCで見ている場合は、操作したいPCで MyAgent を開き、同じGoogleアカウントでログインしてください。
- ログイン後の「操作するPCを接続する」で、操作したいPCのOSを選びます。
- WindowsではPowerShell、Ubuntu / Debianでは「端末」を開きます。
- 「コマンドをコピー」を押し、そのPCの端末にまとめて貼り付け、Enterを押します。sudoのパスワードを求められたら、そのPCのログインパスワードを入力します。
- 端末の案内に従って登録します。登録コードはコマンドに含まれます。期限切れの場合は「コードを発行」して新しいコマンドをコピーしてください。
- 「PCが接続しました」と表示されるのを確認します。接続後は、スマホでも同じGoogleアカウントから操作できます。
接続用ソフトを画面では「エージェント」と呼びます。登録後はLinuxではsystemd user service、Windowsではログオンタスクとして自動起動します。接続しない場合は、端末に表示されたエラーを確認してください。
3. セッションを開始する
- 接続後に「この例文で新規セッションを開く」を押します。例文と接続したエージェントが入力されます。入力済みの依頼がある場合は、その内容を保持します。
- そのPCで準備したCodex または Claude Codeを選びます。
- 「作業ディレクトリ」に、そのPC上のプロジェクトのフォルダーのパスを入力します。初期値がホームフォルダーなら、調べたいプロジェクトのパスに変更してください。
- 依頼内容を確認し、「セッションを開始」で送信します。例文は自由に編集できます。
このプロジェクトの概要と、主要なファイルの役割を教えてください。ファイルや設定は変更せず、読み取りだけで確認してください。
会話画面にAIの回答が表示されたら、続けて質問できます。2回目以降は「新規セッション」から依頼を入力できます。複数のPCを接続している場合は、実行したいエージェントを選んでください。
過去の作業を続ける場合は、エージェントとCLIを選び「過去のセッションを再開」を押します。候補には保存済みの作業ディレクトリが表示され、選択したセッションはそのディレクトリで再開します。Agentの更新や再起動時は、直前までMyAgentが管理していたセッションを自動で再開します。
「すべての確認を省略」がオンの場合、承認やサンドボックスの動作が変わります。Codexでは --dangerously-bypass-approvals-and-sandbox、Claude Codeでは --dangerously-skip-permissions を付けて起動します。この設定ではファイル操作やコマンド実行の確認が行われないため、信頼できる作業ディレクトリでのみ使用してください。
新規セッションでは、エージェントとCLIに対応するModelを選べます。CodexではModelに対応するReasoningも選べます。「Default」は各CLIの標準Modelを使います。セッション画面の左下には現在のModel名が表示され、待機中にModel名を押すと次のターンから使うModelとReasoningを切り替えられます。実行中はターン完了後に切り替えてください。
4. エージェント間を連携させる
エージェント間連携は、通常セッション同士を4桁のセッション番号で接続し、番号宛てにメッセージを送り合います。
セッション番号で接続する
- セッション一覧で
#1234 セッションタイトルを確認します。停止中・待機中でも番号が表示されます。 - 接続元セッションを開き、画面上部の「他セッションに接続」を押して、接続先をセッション一覧から選びます。
- 相手へ送るときは、送信先番号と内容を指定します(例:
#7332 に「Wave13の取り込み準備を確認してください」と送る)。 - 届いた指示は
[MyAgent session #7332: セッションタイトル / エージェント名]の見出し付きで表示されます。返信はその番号宛てに送ります。
各セッション画面には接続中の相手が #1234 セッション名 / エージェント名 で表示されます。同じ欄の「接続相手とのやり取り」ミラーは読み取り専用で、相手から届いた指示をAIの会話本文とは分けて確認できます。
番号はエージェントが新しい通常セッションを検出したときだけ候補を作り、管理サーバーで重複がないことを確認してからUIへ通知します。サブエージェントには付与しません。保存済み番号は一覧更新や接続時に再採番されず、1か月アクティブでないセッションの番号は解放されます。エージェントを再起動すると接続は切れますが、セッション番号は維持されます。
ファイルはエージェント間で自動同期されません。両方のマシンに同じcheckoutが必要ならGitなどで同期してください。宛先では登録済みの許可ディレクトリだけを操作できます。
接続情報は参加エージェントのメモリ上だけに保持し、管理サーバーへ保存しません。ファイルはエージェント間で自動同期されないため、必要に応じてGitなどで同期してください。
Codex/Claude Codeが同一プロセス内で作るsubagentは、別マシンのMyAgentのエージェントとは別の概念です。
5. CLI、割り込み、画像
MyAgentから開始したCodex/Claude Codeは「ターミナル」でブラウザ内の対話端末を開けます。ESC、Tab、Shift+Tab、矢印、Ctrl系、Enterをそのまま送信でき、スラッシュコマンドの候補やCLIの再描画も表示されます。Codexは同じapp-serverへ接続するため、ターミナルを閉じてもCodexプロセスやセッション自体は終了しません。
画面の「終了」は会話履歴を残すため、「過去のセッションから再開」から再開できます。今後再開しないCodexセッションは、終了前に入力欄から /archive を実行すると再開候補から外れます。
入力欄には画像をクリップボードから貼り付けできます。外部CLIでは画像を対象マシンへ保存し、ローカルパスをメッセージとして渡します。
7. 更新、確認、アンインストール
myagent --version
myagent --check-update
myagent -help
myagent -uninstall管理UIの「一括更新」は接続中のエージェントへ、その時点の最新リリースを対象に署名付き更新確認を送ります。対象バージョンが変わった場合は直前に実行していても再確認し、同じバージョンへの連打だけを30秒間抑止します。アンインストール時はMyAgentが追加した連携設定も削除します。他の拡張機能、Codex/Claude Code自身の履歴や設定は削除しません。
8. 困ったとき
- エージェントが表示されない: 登録コードの期限と、本番管理UIへの外向きHTTPS/WebSocket通信を確認します。
- 作業ディレクトリを開けない: 登録時に指定した許可ディレクトリの配下か確認します。
- エージェント間ツールが見えない: 両方のエージェントを最新版へ更新し、AIセッションを新しく起動します。
- Linuxの常駐状態:
systemctl --user status myagent-agent.service - 再登録: エージェントを停止し、
~/.myagent/identity.jsonを削除してからmyagent -registを実行します。
9. AIチャットボットに相談する
ログイン後、アカウントメニューの「AIチャットボット」か、セットアップ画面の「AIチャットボット」から相談できます。エージェント未登録でも利用できます。
公開ガイドと製品の補足資料をもとに回答します。PCを操作したり、他の会話を参照したりはしません。相談は30日間保存し、躓きの分類と解決状況をサービス改善のために集計します。会話全文は管理コンソールに表示しません。パスワードや登録コードは入力しないでください。
バグや改善要望は相談の中で「報告したい」と伝えてください。下書きを確認・修正して「この内容を管理者へ送信」を押すと、その内容だけが管理コンソールへ届き、管理者にメールでも通知します。下書きは自動送信されません。報告は相談履歴とは別に30日間保存します。