複数マシンのAIセッションを、ひとつの画面で扱う
MyAgentは、複数マシン上のCodex/Claude Codeを1つの管理UIから扱うための仕組みです。Googleアカウント1つにつき独立したテナントが1つ作られ、他ユーザーのエージェント、非共有セッション、登録コードは見えません。所有者が明示的に指定したユーザーだけが、テナントをまたいで共有セッションを共同利用できます。
1. 初回登録とログイン
- 管理UIのログイン画面を開きます。
- 初回だけ「新規登録」を選び、Googleボタンを押します。
- 以後は「ログイン」から同じGoogleアカウントを選びます。
hisanabe@gmail.comはシステム管理者で、全テナントの一覧と削除を実行できます。通常ユーザーは自分のテナントだけを管理します。テナント内へ別ユーザーを追加する機能はありません。
2. エージェントをインストールする
管理UIで「管理」→「エージェントをインストール」を開き、対象OSのコマンドをコピーします。
Ubuntu / Debian
sudo install -d -m 0755 /etc/apt/keyrings
curl -fsSL https://myagent.builders/myagent-archive-keyring.asc \
| sudo tee /etc/apt/keyrings/myagent-archive-keyring.asc >/dev/null
echo "deb [signed-by=/etc/apt/keyrings/myagent-archive-keyring.asc] https://myagent.builders/apt stable main" \
| sudo tee /etc/apt/sources.list.d/myagent.list
sudo apt update
sudo apt install myagent-agent
myagent -registWindows Terminal / PowerShell
irm https://myagent.builders/install-windows.ps1 | iex次に「エージェント登録コード」で「発行してコピー」を押します。10分間有効なコードを、対象マシンで始まった登録ウィザードへ貼り付けます。エージェント名と操作を許可するディレクトリを指定してください。
登録後はLinuxではsystemd user service、Windowsではログオンタスクとして自動起動します。「管理」のエージェント一覧でonline、バージョン、ホスト名を確認します。Linux版は通常ユーザーで動くAgent本体と、既存TTYへ安全に入力するため必要時だけrootで動くhelperをdebで導入します。管理画面は両者の互換性を確認し、helperが古い場合はdeb更新が必要と表示します。
3. セッションを開始する
- 「新規セッション」を押します。
- 実行するエージェントを選びます。
- CodexまたはClaude Codeを選びます。
- メッセージを入力します。
- そのエージェント上に存在する作業ディレクトリを入力して開始します。
「自動選択」は接続中のエージェントから自動で選びます。実行マシンを決めたい場合はエージェントを明示してください。作業ディレクトリの初期値には、選択したエージェントでCodex/Claude Codeを動かすOSユーザーのホームを表示します。開始済みセッションの所有エージェントは途中で変わりません。
過去の作業を続ける場合は、エージェントとCLIを選び「過去のセッションを再開」を押します。候補には保存済みの作業ディレクトリが表示され、選択したセッションはそのディレクトリで再開します。Agentの更新や再起動時は、直前までMyAgentが管理していたセッションを自動で再開します。
必要な場合に限り「すべての確認を省略」を選べます。Codexでは --dangerously-bypass-approvals-and-sandbox、Claude Codeでは --dangerously-skip-permissions を付けて起動します。この設定ではファイル操作やコマンド実行の確認が行われないため、信頼できる作業ディレクトリでのみ使用してください。
新規セッションでは、エージェントとCLIに対応するModelを選べます。CodexではModelに対応するReasoningも選べます。「Default」は各CLIの標準Modelを使います。セッション画面の左下には現在のModel名が表示され、待機中にModel名を押すと次のターンから使うModelとReasoningを切り替えられます。実行中はターン完了後に切り替えてください。
4. エージェント間を連携させる
エージェント間連携は、通常セッション同士を4桁のセッション番号で接続し、番号宛てにメッセージを送り合います。
セッション番号で接続する
- セッション一覧で
#1234 セッションタイトルを確認します。停止中・待機中でも番号が表示されます。 - 接続元セッションを開き、画面上部の「他セッションに接続」を押して、接続先をセッション一覧から選びます。
- 相手へ送るときは、送信先番号と内容を指定します(例:
#7332 に「Wave13の取り込み準備を確認してください」と送る)。 - 届いた指示は
[MyAgent session #7332: セッションタイトル / エージェント名]の見出し付きで表示されます。返信はその番号宛てに送ります。
各セッション画面には接続中の相手が #1234 セッション名 / エージェント名 で表示されます。同じ欄の「接続相手とのやり取り」ミラーは読み取り専用で、相手から届いた指示をAIの会話本文とは分けて確認できます。
番号はエージェントが新しい通常セッションを検出したときだけ候補を作り、管理サーバーで重複がないことを確認してからUIへ通知します。サブエージェントには付与しません。保存済み番号は一覧更新や接続時に再採番されず、1か月アクティブでないセッションの番号は解放されます。エージェントを再起動すると接続は切れますが、セッション番号は維持されます。
ファイルはエージェント間で自動同期されません。両方のマシンに同じcheckoutが必要ならGitなどで同期してください。宛先では登録済みの許可ディレクトリだけを操作できます。
接続情報は参加エージェントのメモリ上だけに保持し、管理サーバーへ保存しません。ファイルはエージェント間で自動同期されないため、必要に応じてGitなどで同期してください。
Codex/Claude Codeが同一プロセス内で作るsubagentは、別マシンのMyAgentのエージェントとは別の概念です。
5. CLI、割り込み、画像
MyAgentから開始したCodex/Claude Codeは「ターミナル」でブラウザ内の対話端末を開けます。ESC、Tab、Shift+Tab、矢印、Ctrl系、Enterをそのまま送信でき、スラッシュコマンドの候補やCLIの再描画も表示されます。Codexは同じapp-serverへ接続するため、ターミナルを閉じてもCodexプロセスやセッション自体は終了しません。
画面の「終了」は会話履歴を残すため、「過去のセッションから再開」から再開できます。今後再開しないCodexセッションは、終了前に入力欄から /archive を実行すると再開候補から外れます。
入力欄には画像をクリップボードから貼り付けできます。外部CLIでは画像を対象マシンへ保存し、ローカルパスをメッセージとして渡します。
7. 更新、確認、アンインストール
myagent --version
myagent --check-update
myagent -help
myagent -uninstall管理UIの「一括更新」は接続中のエージェントへ、その時点の最新リリースを対象に署名付き更新確認を送ります。対象バージョンが変わった場合は直前に実行していても再確認し、同じバージョンへの連打だけを30秒間抑止します。アンインストール時はMyAgentが追加した連携設定も削除します。他の拡張機能、Codex/Claude Code自身の履歴や設定は削除しません。
8. 困ったとき
- エージェントが表示されない: 登録コードの期限と、本番管理UIへの外向きHTTPS/WebSocket通信を確認します。
- 作業ディレクトリを開けない: 登録時に指定した許可ディレクトリの配下か確認します。
- エージェント間ツールが見えない: 両方のエージェントを最新版へ更新し、AIセッションを新しく起動します。
- Linuxの常駐状態:
systemctl --user status myagent-agent.service - 再登録: エージェントを停止し、
~/.myagent/identity.jsonを削除してからmyagent -registを実行します。